一番奥の席に座り、私はジッと琴平先輩を見る。
……本当に意外だなぁ。
どうして琴平先輩がこんな店知ってるんだろう。
私より女子力高いのかな!?
だとしたらショック……。
「どうかしたか?」
琴平先輩が私の視線に気づいて、首を傾げた。
私はハッとして、顔を赤くする。
ガン見してたの気づかれた…!!
恥ずかしいよぉ……。
「あ、あの……琴平先輩がこの店を知ってるなんて意外だなぁって思って」
私は赤い顔をメニューで隠しながら、呟くように言った。
私の言葉を聞いて、琴平先輩は「あー」と苦笑した。
「今日のために調べたんだ」
「え?」
わざわざ?
私はメニューから顔を出し、琴平先輩を見つめた。



