「琴平先輩、今日はありがとうございます」
「え?」
「映画の誘い、OKしてもらえて嬉しかったです」
「俺も見たかったし、それに海ちゃんとも出かけたかったから」
え…!?
琴平先輩の発言に、耳まで真っ赤になる。
……さらっと言うんだもんなぁ、琴平先輩。
平然とした顔でさ。
心臓がドキドキうるさい。
私と同じ気持ちでいてくれたことが嬉しくて、誘ってよかったって思った。
「でも、やっぱやめときゃよかったかも」
「え…!?」
それって、……私といてもつまらないってこと?
グサッと刺さったその言葉は、私の心に大ダメージを与えた。
「海ちゃんが可愛すぎて、困る」



