琴平先輩は私の頭をポンポンと優しく撫でた。
「……だけど、そんな可愛い格好してたらそりゃ男も寄ってくるよな」
「へ……!?」
急に真剣な眼差しで私を見つめる琴平先輩。
私の頭を撫でる手がもっと優しくなって。
胸がドキドキ高鳴った。
可愛いって、言ってくれた。
どうしよう、嬉しい。
にやけちゃうよ。
「今度どっか行く時は、俺のそば離れんなよ?」
今度……?
私は琴平先輩の言葉に、耳を疑った。
今度って、言った?
今度ってことは、次があるの?
また琴平先輩と、一緒に時間を過ごせるの?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…