琴平先輩は私の頭をポンポンと優しく撫でた。





「……だけど、そんな可愛い格好してたらそりゃ男も寄ってくるよな」



「へ……!?」






急に真剣な眼差しで私を見つめる琴平先輩。


私の頭を撫でる手がもっと優しくなって。

胸がドキドキ高鳴った。




可愛いって、言ってくれた。


どうしよう、嬉しい。

にやけちゃうよ。






「今度どっか行く時は、俺のそば離れんなよ?」






今度……?


私は琴平先輩の言葉に、耳を疑った。



今度って、言った?


今度ってことは、次があるの?




また琴平先輩と、一緒に時間を過ごせるの?