花火が舞う、6月下旬に行った夏祭り。 『今度どっか行く時は、俺のそば離れんなよ?』 7月下旬、琴平さん……琴平“先輩”と映画を見たあと寄った、公園。 『誰なんですか?』 『お前だよ。……海ちゃんのことが、好きだ』 好きな人から告白されて、嬉しくて嬉しくて。 涙が溢れた。 『……私を琴平先輩の彼女にしてください』 『お前じゃなきゃ、嫌だ』