初恋途中~キミ色にナミダ~









『恋が甘いなんて、誰が決めたの?
 私の恋は、おかしいの?
 賞味期限が切れているのかな。
 私の恋は、まったく甘くなんてなくて、切ないほど苦いの。
 賞味期限が切れてしまった私の恋は、きっとこれからも甘くない。
 それならいっそ、忘れてしまいたい。
 だけど、忘れるなんてできない。
 だってこれは、私の初めての恋だから。』






ふと思い出したのは、『この恋、賞味期限切れ』のある言葉。


大好きなシーンのヒロインの想い。





この本を最初に見た時から感じてた。


ヒロインと似たような気持ちに、なったことがある……。





確信に近く、けれど、断定はできない。


そんな曖昧なところにある感覚だけど、やっぱり、私知ってる。







恋の甘さも、それが消えてしまった恋の苦さも切なさも、


忘れてしまいたいという気持ちも、忘れることができないというもどかしさも、





初恋だから、という理由も。







一度経験したことがあるような、その儚くて淡い想いをどうしてか思い出す。


その時感じた、気持ちだけだけれど。