私は小さくだけど、はっきりとそう空に伝えた。 届いたかな、私の気持ち。 「海……。ありがとう」 空は瞳を潤ませながら、ふわりと微笑んだ。 優しくて、まるで花みたいな穏やかな笑顔だった。 ――花丘高校に着いた。 クリスマスだからなのか、人が多い。 クリスマスの文化祭なんて珍しいから、それで来てるのかな?? 「どこ行く?」 私が空に、首を傾げながら聞くと、 「私、行きたいところにあるんだけど……」 空はそう言って、「いいかな?」と私に聞いてきた。 私の答えはもちろん「オッケー」。