琴平さんに協力してもらったあの日から、一切進展はなし。 記憶も、たまに夢として断片的に見るだけ。 ま、すぐに忘れちゃうけどね。 「ふはぁ…」 大きなあくびを一つしながら、私は自分の部屋の時計を見た。 午前10時。 もうそんな時間か。 ふと、時計の隣にあるカレンダーを見てみた。 「え、今日ってクリスマス!?」 びっくりしすぎて、睡魔がどこかへ去ってしまった。 今日は土曜日。……そう、クリスマスなのです。