「この公園で、私と琴平さんは何か話したんですか?」
「……たくさん、話したよ」
「どんなことをですか?」
「…………」
琴平さんはただ微笑むだけで、何も話してはくれない。
言いにくいことなのだろうか。
琴平さんの表情は、辛い…というものよりは、どこか懐かしんでいて、それでいて、嬉しそうだった。
――ズキン
胸が、締め付けられる。
琴平さんの隣にいると、ポカポカと落ち着くし、安心する。
だけど逆に、苦しくて、叫びたくなるほどモヤモヤして、戸惑う自分もいる。
どうして、まるで真逆な感情が、心の中に存在してるんだろう。



