「その映画を見たあと、パンケーキを食べて……」 琴平さんは大まかに、私と出かけたその日のことを教えてくれた。 話しながら、次の場所へと向かう。 なんでだろう。 何一つピンとこないのに、懐かしさだけは無性に感じるなんて。 そんなに大切な思い出なのかな? それとも………。 「この公園でちょっと休憩したんだ」 「広いし綺麗な公園ですね」 私と琴平さんは、公園のベンチに腰掛け、周りを見渡した。 清々しい空気に、青い空。 いい天気。 琴平さんと出かけた日も、こんないい天気だったのかな。