お願い、進むべき道に光を照らして。 不安がっている私の“想い”に、どうやったら確信を持てるのか。 記憶を失ったままの未来なんて、嫌だ。 ずっと迷子なままみたいじゃん。 「――わかった」 「え?」 少しの間考えたあと、琴平さんは「負けたよ」と付け足し、頷いて言った。 少し呆れた表情の琴平さんの瞳は、どこか切なそうだった。 「本当ですか!?」 「うん」 「ありがとうございます!!」