初恋途中~キミ色にナミダ~







どうしたんだろう、琴平さん。


なんでほっぺが赤いの??






「私……琴平さんと関わってきた記憶をどうしても思い出したくて」



「あ、ああ、なるほど」





琴平さんの声はさっきよりも低く感じた。


琴平さんの顔を見ると、すっかり頬の赤みがなくなっていた。







琴平さん関連の記憶だけがない、私。



どうしてそこだけ、すっぽりとなくなってしまったのか。







それに、事故に遭う前と後じゃ、どこか皆、違うんだ。






雰囲気もそうだけど、何かを隠しているというか、何かが変わったっていうか。




なにより、凪雲くんの私の気持ちを否定するような言葉と、笹道さんの強調した言葉と、琴平さんについてほとんど教えてくれない海の態度。




全てがひっかかって、それらが繋がったとき、琴平さん関連の記憶がない理由が見えてくるんじゃないかって、確信に近い気持ちで思うんだ。