しゃがんで、頭を抱える。 このままじゃ、今日、なにも得る事ないかも……。 せっかくここまで来たってのに。 「海ちゃん?」 こ、この声……… しゃがんでいた私はすぐに立ち上がり、振り返る。 「琴平さん!!」 あ、会えた!! まさか啓林大学に来る途中だったなんて。 琴平さんに会えたことが嬉しくて、私はつい笑顔になる。 今日、ここへ来た目的は、 琴平さんに、私のことを聞く。