私はお店の中で立ち上がり、大声でそう言った。 ハッとして、恥ずかしがりながら座る。 「……よ、よくわからないけど、役に立てたならよかった」 アンは詳しいことはあえて聞かずに、笑ってそう言った。 本当にありがとう、アン。 持つべきものは友達、だね。 ――数日後…。 今日は土曜日。 そして私は今、啓林大学の目の前にいる。 啓林大学は、琴平さんが通っている大学だ。 アンとワッフルを食べたあの日の帰り、空に聞いたんだ。琴平さんが通っている大学を。