確かに、そうかも。 私は小さく頷いた。 悩みすぎてたら、本当は在るはずの幸せが、見えないかもしれないもんね。 ……あれ? もしかして私は、考えすぎていて、気づかなかったのかな。 在るはずの、幸せに。 近くにあるはずの、私の気持ちに。 もしそうだとしたら…… 悩んでいるより、目の前のことに真っ直ぐとぶつかったほうが “私”のことが、わかるかもしれない。 「ありがと、アン!!」 「え、どうしたの海」 「アンのおかげで、いろいろ吹っ切れた」