「ゾウ、大きいな」 「だね。迫力があるよ」 凪雲くんは私の笑顔を見て、安心したようで、小さく微笑んだ。 私、凪雲くんが不安そうな顔をしているときよりも、笑ってくれたときのほうが、嬉しいよ。 だから、心配かけちゃダメだ。不安を感じさせちゃダメだ。 思いきり、今日を楽しもう。 それが一番だ。 「あ、隣にキリンがいる!!」 「行ってみようか」 「うんっ」 凪雲くん。 私ね、凪雲くんと一緒に過ごせて、本当に嬉しいよ。 だから、悲しいの。 またしばらく、一緒に過ごせなくなるから。