初恋途中~キミ色にナミダ~






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心臓の高鳴りとともに聞こえてきたのは、通知音。


私のじゃない……ってことは、琴平先輩の?




チラッと琴平先輩の方を見ると、琴平先輩は携帯画面を見ていた。

メールが届いたみたいだ。




……彼女、いるのかな?





もしかして、彼女からの?


そうだったらどうしよう。



失恋してました。

なんて、私の心はボロボロに崩れちゃうよ!!





「ん?どうかした?」





琴平先輩のことをチラッとじゃなくて、じーっと凝視してたみたいで、琴平先輩は首を傾げて尋ねた。



「い、いえ…っ」




言えない。


誰からのメールですか?もしかして、彼女からですか?




なんて、聞けないよ!