「あ、歩くの早かった?」
「ううん!そんなことないよ。
ただ、凪雲くんのこと見てただけだよ」
「……それはそれで照れるんだけど」
凪雲くんは私から視線をそらし、頬をほんのりピンク色に染める。
可愛い、凪雲くん。
……それと、かっこいい。
凪雲くん、一年も待っててくれてありがとう。
一年、長かったよね。
「動物園、久し振りだなぁ」
「行ったのって、小学生くらいの頃だもんな」
「だから、……楽しみ」
私は凪雲くんの隣に並んで、そう言った。
凪雲くんと一緒に出かけるのも、久し振りだから。
余計楽しみだよ。
「俺も楽しみだよ」
凪雲くんはそう言って、私に笑みを見せた。



