「じゃあ、行こっか」 「うん!」 リードしてくれる凪雲くんにドキドキしながら、私は笑顔で頷いた。 動物園なんて何年ぶりだろう。 凪雲くんと一緒に過ごせるこの時間を、大切にしよう。 ……そして、このデートで………。 私は少し前を歩く凪雲くんを見つめる。 好き。 もう一度、そう言おう。 ねえ、凪雲くん。 「三日後」って言っときながら、一年も待たせてごめんね。 「どうかした?」 私の視線に気づいた凪雲くんが、振り返って首をかしげた。