だけど、答えを知っているのは神様だけのような気がしてならなかった。 空も凪雲くんも琴平さんも、何かを知っているようで知らない。 神様だけには全部お見通しされているのかもしれない。 なんでか、私はそう思った。 「………寂しいなぁ」 ポツリと呟いたその声は、私の隠していた本心だった。 一人じゃないけれど、一人ぼっちのような空間にいるようで、悲しい。 幸せな思い出があるからこそ この寂しい時間が、すごくすごく辛い。 新しい春はもう終わってしまった。 もう目の前まで……夏が、来ている。