「私のことは、普通に歩美でいいからね」
「よろしくね、歩美!」
私たち三人で、お弁当を食べることになった。
今日は天気がいいので、屋上で。
「風が気持ちいい!」
グッと伸びをしながら、アンはそう言った。
歩美はそんなアンを見て、ふふっと微笑む。
「お昼、食べよっか」
「そうだね」
私たちはお弁当を広げて、おしゃべりしながらランチタイム。
「歩美は、何か部活に入ってるの?」
アンが女バスに入っているなら、と思い、私はそう尋ねた。
「男バスのマネージャーやってるよ」
歩美……かっこいい。
てっきり料理部とかだと思った。



