珍しいってもんじゃない。


それに、遊理空の声がどこか焦っているようで。




少し、胸がざわめいた。






『琴平先輩、海にメール送りましたよね?すいません、勝手に拝見させてもらいました。
 海は、待ち合わせ場所にはいけません』



「なんで君がそう言えるの?」




『それは……、…海が……っ、』





遊理空の声が、震え始めた。


泣いてる?どうして?




胸のざわめきが、強く大きくなった。






『海が、……事故にあったからです』



「え!?」






事故……?海が?


嘘、だろ?