やっぱり、あの言葉かな。


無難だし、ストレートに伝わるしね。






“凪雲くんへ。
 いつもありがとう。大好きだよ。
 海より”







できるだけ丁寧に、慎重に書いたその言葉。


凪雲くんに少しでも、感謝の気持ちが伝わりますように。




そんな願いを、このメッセージに託した。







お会計を済ませて、花屋さんを出る。


よし、公園へ向かおう。

凪雲くんが待ってる。




またドキドキしてきた鼓動を抑えて、歩きだそうとした瞬間。





♪~~♪~


メールの通知音が、聞こえた。





私は足を止めて、携帯を見てみる。