――3日後。



昼休みに「待っている」と凪雲くんに伝えておいた。


結局、陽介への想いを完全に思い出にすることはできなかった。




だけど、覚悟はできた。


凪雲くんがどんな返事をしても、受け止める覚悟。






放課後。


公園に向かう途中。




「あ!そうだ」




私はいいことを思いついて、公園へと向かっていた足を違う場所へと動かす。



我ながらいいアイディア。


凪雲くんがどっちの返事をしても、これなら受け取ってもらえるよね。




私は得意げに笑みをこぼしながら、ある場所へと向かう。






……ある場所とは、花屋さん。