……っていうか。




「凪雲くんのメイド姿、超似合ってるよっ」



空が注文したチョコドーナツを持っていくとき、私はちょうど近くにいた凪雲くんに笑いながらそう言った。



凪雲くんのメイド姿、やばい。うける!




「笑うなよ…。恥ずかしいんだから」




凪雲くんは頬をちょっと赤くして、恥ずかしがりながらそう言った。



初めて凪雲くんの女装見た。


もう、笑いが止まんなくて、お腹が痛い。





「お待たせしました」


「ありがとう、海。
 それにしても凪雲くん、すごい格好ね。ふふっ」





ほら、空まで笑ってる。


私は「やばいよねっ」と言いながら、空と笑い合う。




男女逆転にしてよかったかも。


実はこれを提案したの、私なんだよね。

自分自身にグッジョブ!!