初恋途中~キミ色にナミダ~







「何を信じたらいいのか、わからないよ!!」






涙が、流れ落ちる。


その涙はまるで、私の悲しみを表しているようだった。




腕を組むのを、どうして拒まなかったの?


キスされたのに、どうして拒否しなかったの?




どうして私は、信じ続けられないの?







心が弱くて、脆くて


幸せは崩れて


運命は動いて



赤い糸は、プツリと切れた。








「好きだったのに……」



大好きだった。

初めて恋をした、愛しい人。



だけどその恋すらも、わからなくなって、どう進んだらいいのか戸惑って、立ち止まる。






もう少しで、“スキ”が消えそうで、怖いよ。