私は図書室を出て、一人、廊下を歩く。
オレンジの夕日の光が窓を通り抜けて、廊下を照らす。
まさに青春の色。
「次はどこに行こうかな~」
その光をたどりながら、私は歩く。
グラウンドから聞こえる、部活に励む声と
どこかから聴こえてくる、吹奏楽と合唱部の声と
私の足音に耳を立てながら。
私はふと立ち止まって、窓を開けた。
次は……ここにしよう。
窓枠に手をおいて、そこから見えるグラウンドを眺める。
グラウンドには運動部の人が練習していた。
サッカー部、野球部、陸上部……。
頑張れ、と大きな声で応援したくなるような、彼らの汗を流す姿に思わず笑顔になる。
青春だなぁ。
オレンジ色の空に、少し空の色が混じった雲が溶けるように浮かんでる。
夕日色が、私の影をのみ込んでいく。



