初恋途中~キミ色にナミダ~





陽介は、穏やかに柔らかく微笑んでいた。


まるで、ずっとそばにいるよ。

そう言っているように。





「陽介、大好き」



そう言わずにはいられなくて、私はそう言葉をこぼした。


大好き、大好き。




いくら伝えても足りないくらい。


たとえこの日々がなくなっても、関係がなくなるわけじゃない。



想いは、確かに心にあるんだから。つながっているんだから。






「俺も、好きだ」



陽介が言ったこの言葉を合図に、私と陽介はキスをした。




どちらが、というわけじゃない。


引き寄せられるように、自然と。




甘くて、愛を感じる。


そんな大空の下でのキスは、なんだか温かった。





想いを直に感じているような、そんな気分になる。


ねぇ、陽介。届いてる?




私の大きな「スキ」は、あなたの心に伝わっていますか?