真面目に言う、湊に何処か期待してしまった。 私はブンブンと頭を振る。 駄目よ、湊には彼女が居るんだから。 ────── ─── 見間違えでも、何でもなかったのよ。 ある日。 私は、欲しいものがあった為、ショッピングセンターで買い物をしていた。 普通に何時も通りに。 (買いたいものも買ったし、そろそろ帰ろうかしら。) そんな時、湊を見た。