「…由香ちゃん…」

それは、照が目覚めてから
2日目のことだった。

喋るのもやっとの照が、
私に話しかけてきたのだ。

「ん?」

私はできるだけ優しく照の
そばへいくと、照は
苦しそうな顔をして、こう言ったんだ。