『陽さんが見つかった』

そんな報告がきたのは、
朝日が昇り始めた早朝だった。


照のところにいた俺に、
息を切らせながらそう言った
太郎に、俺は力なく頷いた。


「陽子さんは…受け入れられてない」


太郎の話をきいてすぐに、
俺たちはマスターのところに
集まった。