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「ちゃんとシートベルトつけろよ。」



「うん。分かった」



「よし、行くぞ。あ、そうだ夜ご飯何か食いたいもんあるか?」



「うーん…。パフェが食べたい!」



今甘いものがすっごく食べたい気分だから。



「分かった、パフェな。その代わり飯もちゃんと食えよ。」



「うん。」



「じゃあファミレスにでも行くか。」



夜ご飯はファミレスに決まった。



ファミレスに向かっている間あたしはお兄ちゃんに留学先での事とか沢山話すことが出来た。



「向こうはたっくさん甘いお菓子があって凄かったの。」



「ちゃんと歯磨きはしたのか?」



「もちろんだよ!子供じゃないんだし。」



「いや、まだ17歳であるから充分子供だ。」



「けどあと3年したら大人になるんだよ?だから今は子供でもないし、大人でもないんだよ。」



「じゃあ年寄りか?」



「もうっ!」



ぺちっとお兄ちゃんの腕を軽く叩いてみる。



「パフェおごってやらないから。」



「わわっ!ごめん!お兄ちゃん!だからパフェはなししないでよ!」



なんて他愛もない話を沢山したもんだからあっという間に目的地についた。



「いらっしゃいませ。何名様ですか?」



「大人2名で。」


あ、今ちゃんと大人って行ってくれた。



なんだかんだでお兄ちゃん優しい。



「タバコはお吸いになりますか?」



「あぁ。それとペットは持ち込んでもいいのか?」



「はい。けど、お席が禁煙の方になるんですけど。」



禁煙…ってことはタバコを吸ったらいけない席じゃない。



あたしは吸えないから問題ないけどお兄ちゃんは吸うから…



あたしはちらっとお兄ちゃんを見た



「あー…。禁煙席でもいいんでそこにします。」



「いいの?」



「あぁ。吸いたくなったら外で吸えばいいんだし。」



頭を撫でてきたお兄ちゃん。



「ありがと。」



「では、お席にご案内します。」