「えー、そんなの出来ませんよ。」



「てめぇがやらないからいけないんだろ?大体___」



「まぁまぁ、お兄ちゃん。」



お兄ちゃんの説教が始まる前にあたしは宥めた。



お兄ちゃんの説教は長いんだよね。



「ったく。それだけでもいいから全部やり切ってこい。いいな?」



「はーい。」



「はぁ。お前相手だと疲れる。」



長いため息をついたお兄ちゃん。



これは相当疲れてんだろうな。



お兄ちゃんの表情は重労働したあとの顔になっていた。



「ほら、巳甘帰るぞ。」



「あ、うん。」


あたしは甘味を起こさないように抱き、席をたった。



「沖田さん、さようなら。」



「バイバイ。」



「総司、お前も早く寮に帰れよ。」



「分かってますって。…土方先生、永遠にさようなら。」



なんだか今最後怖い事いったような…



「…課題増やして欲しいのか?」



「巳甘ちゃん、バイバイ!」



沖田さんは逃げるように鞄を持ち教室から逃げた。



「ったくあの馬鹿は…。一言余計なんだよ。ほら、行くぞ。」



「うん。」



あたしはお兄ちゃんの後について行った。