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「よし、着いたよ。」



教室につい途端あたしは下ろされた。



教室は薄暗かったけど外が今茜色に染まっているから教室はオレンジ色に染まっていてなんだか綺麗に見えた。



「巳甘ちゃーん、ここに座ってて。」



「うん。」



あたしは沖田さんに言われた通りとなりの席へと座った。



「ちょっと待ってて電気つけるから。」



そう言って沖田さんは席をたった。



パチッと音がしたと同時に電気がついた。



(巳甘、眠くなったから。)



「え、そんな。起きててよ。」



(だって昨日眠れなかったんだから。おやすみ。)



と言って甘味はあたしの膝の上で寝始めた。



「もう。おやすみなさい、甘味。」



「巳甘ちゃん?」



「ひゃぁっ!」



いきなり声をかけられたものだから変な声が出てしまった。