『倒幕科の理事長がそこにいるのか?』
「うん。」
『はぁ…。あの人話出すとなかなか止まらないからな。ったく、適当に話を切り上げて職員室に来い…って、場所しらねぇか。それに今からあれがあるしな…』
「えっと…そ、それなら大丈夫。伊東さんに連れて行ってもらうから。」
『伊東先生そこにいるのか?!どこにもいないと思ったらそこにいたのか…。』
「え?」
『今から職員会議なんだよな。悪りぃが急ぎで伊東先生こっちに来るように言ってくれねぇか?』
「わ、分かった。」
あたしは一旦耳からケイタイを離して伊東さんを見た。
「伊東さん職員会議あるから早く戻ってって。」
あたしがそう言うと伊東さんはしまったという顔をして慌て出した。
「僕忘れてました。す、すいません巳甘さん僕今から急いで行くので!」
「ちょ…」
あたしは止めようとしたけど急いで伊東さんはかけて行った。
とりあえずあたしはお兄ちゃんに聞いた
「お兄ちゃんどうすればいい?」
「本当ごめんな。今どこにいる」
「うーん…さ、西郷さんここどこ?」
あたしは西郷さんの方を見た
「ここは佐幕科の二階の渡り廊下。」
「あ、ありがと」
西郷さんの方をみたら甘味が心底嫌そうな目であたしを見ていた。
ごめんね甘味…後で沢山唐辛子あげるから…
あたしはもう一度心の中で謝った。
「えっと…佐幕科の渡り廊下二階だよ。」
『佐幕科か…確かあいつが補習で残っていたな。巳甘よく聞け。』



