続•ずっとずっと貴方の事を愛し続けます


あたしが食べ終わる頃には吉田はもう既に準備を済ましていた。


「早くして。」


「わかったからそんなに急かさないでよ。」


あたしはリュックにお菓子が入っている巾着を戻した。


あたしのこのリュック気に入ってるんだ


白い少しモコモコしたリュック。


「着いたら着替えるからね。」


「はーい。」


あたしは甘味を連れて車から降りた。


「あれ?ここ学校?」


「そうだよ。今年から共学になった高校だよ。」


「前まで女子高だったの?」


「ちがうよ。前までは男子高だったんだけど今年は何故だかまた男子高みたいに男子が多いらしい。」


「そっか。にしても、静かすぎない?」


お昼過ぎなら昼休みくらいなのに。


「今は授業中なんじゃないかな?ほら、早く行くよ。」


吉田が早歩きで先々行くもんだからあたしは急いでその後を追った。