黒羽は目で手を辿っていく、

たどり着いた先には…


以蔵の袴の裾をギューっと握っていた。



『ごっゴメンナサイ!!!』


と言って勢い良く以蔵の裾から手を放して勢い
良く頭を下げる。



すると以蔵は少し眉毛を下げて



「まだ俺らのこと怖いか?…」


と聞く。


『うん…正直な所…まだ、…怖い…』



そういいながら自分を抱き締める感じで肩を抱いて凄く震えている。



「そうか…早く慣れるといいな。」


そう言って下に降りていった。