幕末の狂い咲きの桜の下で…








その手は震えていて、沖田はハッとする。



さっきまでの黒羽の話を聞いていた沖田なわけで、

今の一言は黒羽にとってすごく悲しい言葉だったのでは…と

「えとっ…」

急に焦り出す沖田に



『私は大丈夫ですよ』



ふふっと笑う黒羽は沖田の思ってることがわかっているようだった。




『取り敢えず、、、





すみません。




寝させてください。』






急な黒羽の眠い発言に周りは呆然。




「あぁ…副長。




いうの忘れてたのですが、あの。


こいつ雑魚寝の部屋だと寝られないらしく、縁側で寝てました」




「早く言えよ。



_______________風邪引くだろ。」

その報告に黒羽は、




ごめんなさいっ



と一に謝りる。

土方の言葉に土方の本心が怖い人のか優しいのかわからなくなる。


鬼の副長と言われているが根が優しい人なのかなっ?

なんて黒羽は最近思い始めたのだった。