「______おまん、黒羽か?」



訛りの混じった言葉遣い。



聞き慣れたそれは外れようもない声で…



後ろを振り返るとやっぱりそこにその人はいて少し驚いた顔をしていたがニコッと笑い手を広げてくれる。




『りょうま_____』



いてまたってもいられず、龍馬の元へ走る。



______が土方にそれを阻止される。



それを見てか、



「壬生浪の土方歳三さん。

黒羽を離してくれないかのぅ?」



「おい、お前。

俺の可愛い黒羽を離せ。」



という二つのセリフが被さる。




『龍馬、以蔵?』



人を殺すような殺気とはまた別のさっきを少しだしている二人に疑問を抱き、


黒羽は2人の名を呼ぶ。




ククッ______



と龍馬が笑い以蔵は口端を少しあげる。