そして龍馬は黒羽が壬生浪に捕まった事をずべて話した。



途中までは以蔵の顔は鬼だった…


だが話し終わった今、


以蔵の顔は鬼以上、


さっきより倍に怖い顔をしていた。



「それを聞く限り黒羽は龍馬の巻き添えってことだよなぁ…?


…しかも、しまいには巻き添えにした黒羽をおいてけぼりにした…


挙句には黒羽は壬生浪に捕まって龍馬は俺に気付かれるまで何も報告に来ねーし…



ふざけんじゃねーーーーーーー!!!!」




そう言い終えると…



シャキン…



以蔵が真剣をぬいた。



「うわぁ!?!?


すまなかったぜよーーーーー!!!!


でも真剣だけは辞めてくれーーー」



それに以蔵は眉を吊り上げて、



「問答無用!!!!」



そう叫び真剣を振り回す。



「うわぁぁぁぁぁぁぁーーーー」







この日龍馬の悲鳴が止むのは半日たった頃だった。







「黒羽ーーー無事でいろよーーーー!!!!」




そう叫ぶ以蔵はシスコンにしか見えなかった…





桂の刀は無事届いたかどうかは定かではありません。





以上黒羽が捕まった後の話でした〜。




『私あんまり心配されてなくないですか?』




うん。そんなことないよ。←