場所は変わって、

一,の三番隊と10番隊の原田の後ろについて町を歩いている黒羽だが、

人の多さに思わず原田の隊服を握り

原田の後ろに隠れる形で歩いていて

原田と一,は心配そうな顔をしつつ二手に分かれる場所に着くと

「玖龍、二手に分かれる。

原田から離れるのが嫌だったら別にそっちについて行っていいが…」



『え?あっ』


今、原田の袖をつかんでいることに気付いたのか

“すみません”と勢いよく離し頭を下げる。


「別に俺は気にしてねーぞ?」



黒羽の頭を原田は優しくなで二手に分かれた。




そして、今度は一,の袖を掴み歩き始めた。



「(玖龍が俺の袖握ってる/////////


って俺は何を考えてるんだ!?)」



一,のキャラが崩壊してきたところで後方と左右に殺気を感じる。