「俺はお前が買った妖刀の來蘭月崋。
その最初をとって來蘭-クラン-だ。」
「Myname…
じゃなくて…
僕は紅トラの紅-クレナイ-!!」
「俺は浅葱トラの麻-アサ-」
「私は紫トラの紫蘭-シラン-です。
私の刃は來蘭と同じ刃で出来ています。」
三匹と1人はものすっごく丁寧な挨拶をした。
「ちなみに、何故姿が虎なのかはお前の好みだと思うぞ。
まぁ最近見て印象に残った動物だとかで変えられっから今度試してみな。」
丁寧に説明してくれる來蘭に、
そうなんだ。
と返し
『じゃあ、取り敢えず元に戻ってくれるかな?』
案外落ち着いてそういう黒羽。
「何かあったら呼べよ。
いつでも助けてやっから。」
黒羽の頭をやさしくなで刀の姿に戻る。
「私等は三つのクナイで一つですので普段は一つのクナイになってますから持ち運びには便利だと思います。」
紫蘭が丁寧に教えてくれた。
「じゃ。またな」
「ばいば~い」
紫蘭が先にクナイに戻りと麻と紅も続き最終的に一つのクナイになって畳の上に転がった。
さて、と一息ついた黒羽は先程から続いてる震えをおさえ、
人を殺める覚悟をもって拳銃、クナイ、そして刀を腰にさした。
『……』
黒羽の目はとても真剣な目でしっかりと自分の意思・覚悟を持つ潔い目をしていた。
しかしさっきの刀とクナイの出来事に驚いているとかいないとか?