幕末の狂い咲きの桜の下で…




「始め。」


そう平助は言ったが両者共に動かない…




…が平助が突然にしかけてくる。



…カン!!


それを軽く黒羽は受け流し




『本気でどーぞ』



と言う。



「僕本気だよ?」



そう言う平助の目がキュッと細くなる。



『そーですか…


なら…


このくらいは受けとめられますよね?』




平助と少し距離をおいて構える。