『本当にそうですか?』


と言って女に微笑む。



「はい…」



今だ泣いている女を見ながらこう言い放った。


『そうですか。

言っておきますがこの魚焼き火加減が足らないです。

味噌汁は味噌が薄いし野菜の切り方が雑です。


あとこの沢庵腐ってますよ』


そういって自分のご飯に目を移して呟いた。


『勿体ないですから食べますか。』


そういってチビチビと魚を食べていった。


それを憎々しげに睨んでいた女なのでした。