「はっ!?え!?」

グラグラ。乗り物が揺れる。

「優柔不断だから…遥を好きになりたいのに、

翔馬のことを忘れられなくて。

最低だよね。こんな女」

ちらっと翔馬を見ると、少し顔が赤くなってた


「ばか。んなこと言ったら、俺またなにやるかわかんねーだろ。」

そう言って、顔を隠しながら頭を少しかいた。

「え?なにやるかってどういうこと?」

意味がわからなくて聞き返す。

その2秒後くらいに翔馬の顔が近づいてきた。

一瞬の出来事だったけど、はっきりわかる。

あたしおでこにキスされたんだ。