「みちるは、翔馬のこと好きだよな」

「えっ…」

「俺は、みちるをした悲しませたりしない。

泣かせないし、幸せにするよ?」

…佐伯先輩?

「俺じゃ、ダメか?俺じゃ…ダメなのか?」

佐伯先輩は、目を合わせて言ってくる。

「こ、困ります。急に…んっ」

触れるだけだったけど、人生初めてキスをした。

「考えといて。俺のことも。本当に好きだし、

キスも好きだからした。

だから、みちるも真剣に俺のことも考えて?」

「…わかりました。今日は、聞いてくれてありがとうございました。」

あたしはお礼をして部屋に戻った。

話し聞いてもらえてすごく楽になった。

でも複雑。これから真剣に佐伯先輩のことも考える。

翔馬との間に出来た大きな亀裂は…どうしたらいいの?

…悩んでいても、今日はだめだ。もう寝よう。

きっと。大丈夫…だよね…。