「えっと・・・・・
206は・・・・・あった!」

小走りで駆ける。

ドアをするっと抜けると、
(いちいちドアを開けないで済んで
便利でしょ?)

私とノアは

芽衣という子のベッドへと歩いた。

ノアがそっと芽衣に顔を近づける。

「もう死んでるな・・・・・」

「そっか。
じゃあ、そろそろだね。」

私達はしばらくそこに立っていた。