「もー。これだから頭いい人は。夢を見よーよ。ねっ?」




あたしの顔を除き込むしょうちゃん。

「不細工だったからって落ち込まないでよー?」




「わ、分かってるって。」


あたしは、夢とかそういうのを
想像することがあんまりできない。




こうなったら?ああなったら?



って思っちゃう。





理屈じゃないと納得できない。



面白くない女だよね。



小さい頃から勉強が好きで、
あんまり友達いなかったし。




隣にずっと同じ人がいるなんて、
しょうちゃんと、真くんくらい…