「はぁ、榊先生かっこよすぎる。」
「大人って感じだよね。」
「やーっぱ、人気だね。真さん」
「…」
「澪夜、眉間。」
「へ?」
「鬼瓦みたいになってる。」
「え、うっそ。…真くんがかっこいいのが悪い」
バコッ
「いっ」
しょうちゃんと話していると、
なんか板みたいなもので頭を殴られた。
後ろを振り返ると
「真くん、日誌で殴んないでよ!」
「だってー、2-Bの成宮澪夜が俺の悪口しか言わねえんだもん。たまにはほめたらどうだ。」
真くんがかっこいいのが悪い。
これ、聞かれてたの!?
顔から湯気が出そう。