「!?」



真くんは目を見開いて、
あたしを見つめていた。




気づいたかな。

でも、あたしって20の設定だよね。






真くん黙ってて…!!






「それじゃあ、なんか頼む?」



「そうだね。あたし、ビール!」



美倖さんがそう言う。


「んじゃ、俺もグレープフルーツサワー。真と秀磨は?」




「俺烏龍茶でいいや。」


真くんがいう。
それに続いて秀磨さんも烏龍茶を頼んだ。





「しょうこちゃんと、みよちゃんは?」


「あたしは、オレンジジュースで。みよは?」




「あたしもオレンジジュースで。」





他愛もない話をしていると、真くんが手招きした。


そして、口に手を添えた。



なにか、耳打ちさせろって。



「澪夜って澪夜?」