それから、11時間くらいしてみずなが出てきた。
リンちゃんも一緒だ。
「リン、みずなは」
成さんが聞く。
「…まぁ、手術は成功したけど、あとはみずなの生命力かな。」
リンちゃんはそう言うと目を伏せた。
「そうか。ま、みずななら大丈夫だろう」
成さんはそう言うと集中治療室に運ばれるみずなを横目に微笑んだ。
みずななら大丈夫。
俺もそう信じた。
「んじゃ、お前らも今日は帰れよ。もう夜遅いし。てか、もう朝方じゃね?」
リンちゃんはそう言うと俺らに背を向け、手を振り病院の奥へ消えていった。
リンちゃん、ありがとな。


